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心臓リハビリテーション科

心臓

「歩くと息が切れる」「すぐ疲れてしまう」
そんな症状は安静にしすぎていることから起こっているかもしれません。「心臓が悪いと、動いちゃいけないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。現在では、一人ひとりに合った、安全な運動量で定期的に運動を続けることにより、息切れなどの症状を和らげることが出来ます。運動のほかに、正しいお薬の服用、減塩をはじめとした食習慣を整えることにより、総合的な心臓の機能を回復することが出来ます。
※当院ではお一人おひとりにあった運動メニュー、生活へのアドバイスにより楽しい毎日を送ることをお手伝いします。
※画面をクリックしますと、拡大してご覧になれます。
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対象となる方

心筋梗塞発症後1ヶ月を経過した方

狭心症の方(カテーテル治療後の方、カテーテル治療をしていない方いずれも対象です)

慢性心不全と診断されている方

下肢閉塞性動脈硬化症の方

心臓・血管の手術(開心術、大血管手術)後の方

こんな症状の時におかかりください。

心臓の病気で入院や手術をしたことがある。

心臓の病気を持っていて、動くことに不安がある。

旅行や、以前やっていた趣味を再開したいが、心臓に不安がありためらっている。

息切れがあり、だるいので、病院で検査をしたが、心臓は安定しているといわれた。

でも、息切れだるさはよくならない。

心臓リハビリテーションのながれ

1.医師の診察

心臓リハビリテーションにご参加いただけるか、症状、病気の状態を診察します。胸部レントゲン、心電図、採血、採尿などを実施します。心エコーを行うこともあります。

2. 心臓リハビリテーションの開始日を決定し、スタートです

この際、健康運動指導士より、運動療法室のご利用方法をご案内いたします。

3.心臓リハビリテーションの実施内容

心臓

【1】栄養指導

心臓リハビリテーションには、生活習慣の見直しも含まれます。管理栄養士から、心臓を守る食事内容について、お話しいたします。 栄養指導のスケジュールをたてることをおすすめしております。医師と日程についてご相談いただきます。

栄養指導料金(保険診療):30分

・初回指導  3割負担:780円、1割負担:260円
・2回目以降 3割負担:600円、1割負担:200円
 上記に再診料や管理料がかかります。

【2】心臓リハビリテーションの実施内容

実施時間 約40分
指導形態 集団療法
実施内容 ・体力計測(初回、以後3か月ごとに実施し、体力アップについて確認します)
・ウォームアップ:15分(含ダイナミックストレッチ)
・主運動:20分(有酸素運動と、レジスタンストレーニングをバランスよく行います。)
・クールダウン:5分
担当スタッフ 医師、健康運動指導士、看護師、臨床検査技師

心臓リハビリテーション料金(保険診療での治療となります)

3割負担:約750円 1割負担:約250円

上記に再診料や管理料がかかります。

【3】運動処方

心臓
運動負荷心電図検査装置
心肺運動モニタリングシステム
エルゴメーター

当院ではお一人おひとりに適した運動量を決定して、運動療法を行っております。
心肺運動負荷試験(CPX:シーピーエックス)を行い、医師より運動処方をお出しします。ただし、検査ができない場合もあります。その際は、全身状態などから、医師より安全で適切な運動量をお示しいたします。

CPX:シーピーエックス

エルゴメーター(自転車)をこぎながら、呼気ガス(酸素、二酸化炭素)を測定します。
12誘導心電図をつけながら行う運動負荷心電図検査で有酸素運動の程度や、同世代の人と比べてどの程度の体力を有しているかを知ることができます。
※呼気ガス分析を伴う運動負荷試験により心機能、運動耐容能を測定し、運動療法時の運動処方を決定します。

<当院の心臓リハビリテーション概要>

心大血管リハビリテーション施設基準Ⅱを取得しております。

・心臓リハビリテーション認定医1名
・心臓リハビリテーション指導士2名
・健康運動指導士1名
・日本心臓リハビリテーション学会会員8名

※心臓リハビリテーションガイドラインに則り、医師が運動処方を作成します。
※最新の知見から安全な心臓リハビリテーションを提供いたします。

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